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“タテヨコナナメ”の人間関係を構築
組織、職種、役職を超えた
リクルートの部活動とは?

  • ライフ
  • 2019年9月25日

仕事の枠を越え、同じ趣味嗜好を持った仲間との交流を図る社内部活動。もともとリクルート住まいカンパニーでは、社内の活動としての部活動がありましたが、2018年からリクルートグループの会社で横断的に行えるように制度が変更になりました。
会社、職種、役職を超えた取り組みは、どのようなメリットをもたらしたのでしょうか。今回は部活動の事務局運営を担当している(株)リクルートのオフィス統括部・藤野敦さんと久保潤子さんに取り組みの狙いや現状について聞いてみました。

リクルート横断で部活動が始まったきっかけは?

藤野さん(写真右): リクルートホールディングス配下に2018年にリクルートの国内メディアの各社を束ねる組織「メディア&ソリューションSBU」ができました。それを機に“各社間でもっと交流して仲良くなろう”という声が上がり、同年10月に“部活動を一緒にやろう”という横断部活動へ発展しました。

久保さん(写真左):もともと、リクルートには“タテヨコナナメ”の関係を深める文化があります。所属会社を超えたこの横断部活動を通じて、リクルートの他の会社の先輩・後輩とも交流ができ、自分にとって相談しやすい人と知り合えるこの機会は、きっと大きなメリットになるとスタート時から期待していたんです。

コミュニケーションを支援する様々な部活動

部活動のルールとして、公序良俗に反しなければ基本的に活動内容に制限はなく、半期ごとに部員1人につき5000円(税抜き)の活動費が支給されます。
それでは現在、どのような部活動があるのでしょうか?

藤野さん:部活数は、スタート時は714、参加部員が9200名でしたが、今年に入って部活数は860に、参加部員数は1万500名になるなどと、増加傾向にあります。もっとも多いのは「運動系」と「飲食系」の部活です。

久保さん:ほかには、映画鑑賞やバンド活動などを行う「文科系」、eスポーツやプログラミングを習得する「学習系」なども多いです。なかには、来年に控えたオリンピック・パラリンピックに向けて、競技種目を行うような部活動「オリンピック・パラリンピック部」も立ち上がり、会社を超えた交流が盛んに行われています。

以下で、リクルート住まいカンパニーのメンバーが、部長・副部長を務める部活動をいくつか紹介していきましょう。

●チーム名:LOVE♥京都部

部長:黒川千菜美さん(リクルート住まいカンパニー SUUMOカウンター推進室所属)

活動内容:京都の素敵なお店を開拓しています。メインの活動は「飲食」と「京都」です。また、活動頻度は半期に2度行っており、注文住宅のスーモカウンターや分譲マンション営業部、賃貸営業部の方を中心に構成しています。

過去に行った活動:上賀茂の緑に囲まれながらグランピングからのボーリング大会。祇園祭で風情を感じながらイタリアンで新入部員を歓迎する会。京の麗しきお店でしゃぶしゃぶを堪能する会。京の名門「焼肉 弘」肉会などを行いました。

黒川さんのコメント:組織は違えど、仕事において頼りあえる仲間ができたのは部活動のおかげです。例えば、営業部の方にはスムーズにお願いができるようになったり、賃貸営業部の方にはスーモカウンターやマンション営業部内では聞けない話を聞くことができました。今後はもっと色々な領域の方に参加していただき、その方の持つ知識や考えに触れ、もっと刺激と笑いに溢れた交流の場にしたいです。もちろん、京都の夜の街の美しさも感じていただき、京都をもっと好きになってもらえたら嬉しいですね。

●チーム名:リクルート混声合唱団

副部長:田嶌眞生さん(リクルート住まいカンパニー SUUMOカウンター推進室所属)

活動内容:プロの指揮者による指導を受けながら、宗教曲から現代の合唱組曲、ミュージカルやポップスのアレンジものなど幅広いジャンルの曲を楽しんでいます。活動頻度は月に5回程度で平日の夜は都内近郊の公共施設で練習しています(月1で土曜日も)。また、年に1~2回合宿も行っています。

過去に行った活動:年に数回のコンクールに参加しており、2000年のコンクールでは全国大会に出場した実績があります。また、2017年に行われた東京都のアンサンブルコンテストで優秀賞を受賞しました。さらに、2年に1度、リクルート混声合唱団で演奏会も開催しています。

田嶌さんのコメント:リクルート混声合唱団は、自分のペースで参加でき、気軽に歌えるアットホームな部活になります。声を出すだけでもストレス発散になりますし、皆でハーモニーが出来た時はとても気持ちが良いですよ。また、コンクールや合唱祭などの定期的な発表の機会があることで、程よいモチベーションを保ちながら活動できるのも魅力です。なんといっても、練習後のビールは格別! 練習以外の打ち上げではメンバーと交流を深められ、楽しく過ごしています。世代、職種、経歴も違う方々と「合唱」という共通の趣味で繋がれるのは横断部活動ならではだと思います。このご縁を大切に、今後も親睦を深めながら、もっと良い関係、もっと良い演奏をしたいです。

●チーム名:リクルート☆ニコニコマラソン部

部長:福手勇貴さん(リクルート住まいカンパニー KRU統括本部 東海戸流部 東海戸建G所属)

活動内容:部員数15名で名古屋市内の大型公園(名城公園)を月に2回ほど走っています。マラソンを通じて、健康的な身体作りをしていくのと同時に社内外メンバーとの交流の幅をどんどん広げています。また、ただ走るのではなく、定期的に大会にも出場しており、特に下期は名古屋で一番有名な「名古屋シティマラソン」に2年連続出場しました。とはいえ、ストイックに練習するわけではなく、あくまで練習あり・飲み会あり・遊びありの楽しい部活です。モットーは、走りを通じて「みんなニコニコ(^^)」です。

過去に行った活動:「名古屋シティマラソン2018」「RUNNET Relay Race in 名古屋」「名古屋シティマラソン2019」に参加。「金沢マラソン2019」(10月開催)にも出場予定。


福手さんのコメント:「マラソン」と聞くと、ストイック・自分との闘い・しんどいスポーツといったマイナスイメージを想像される方が多いと思います。そんなマラソンだからこそ、“みんなで楽しくニコニコ笑いながら走りたい”という想いで「リクルート☆ニコニコマラソン部」を立ち上げました。去年に比べて部員も増え、少しずつマラソンの楽しさを共有できる方が増えてきました。今年もいろんな部署の方と笑顔でマラソン大会に出場するのが楽しみです。

足元の事業の収益、そして未来の事業の収益も育む

部活動が横断化されたのは昨年の2018年下期。現在、2期目を迎えている最中ですが、参加者からの評判は上々。また、「仕事へのフィードバック」という面でも、良い兆しが見えつつあるといいます。

藤野さん:今年の3月末に取ったアンケートを分析すると、横断部活動には3つのメリットがあると思っています。 1つは、本来の目的に沿ったタテヨコナナメ”の関係の構築。他社との繋がりができたことで、コミュケーションが円滑になり、“業務の幅が広がった”、“相談がしやすくなった”といった意見が多数ありました。

2つ目はビジネスにフィードバックできた話です。自分が担当しているクラインアントの飲食店やサロンに部活動として訪問することで、ユーザーの立場にたった提案ができたそうです。

そして、3つ目は、※RING(リング)のチャンス拡大。例えば、プログラムをつくるだけでは販売はできないし、営業がいるだけでも販売できないですよね? 1つの事業をつくっていくためには、異なるファンクション、異なる強みを持つ人が必要です。そういう仲間探しには横断部活動が有効だという意見もありました。実際、今年のRINGに部活動仲間でエントリーしたという話も聞きました。

※RING(リング)…リクルートイノベーショングループの略。過去には「スタディーサプリ」が事業化された新規事業コンテスト。

このように、横断部活動は現事業の価値を高めること、そしてリクルートの未来に向けたイノベーション創造にも、貢献できることが分かりました。
今後も部活動を通じた、新たな価値向上、価値創造に期待していきたいです。