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ミッション アイコン

住まいを中心とした
暮らしの進化を追求し、
幸せな個人や家族をもっと増やす

Our aim is to increase the number of happy individuals and families in society through continued evolution of comfortable living focused on the home.

これが私たちリクルート住まいカンパニーのミッションです。1976年の「住宅情報」の創刊から始まった私たちの事業は、「借りる」「買う」「建てる」「リフォームする」「売る」など、一人ひとりに合った住まいとのマッチングを実現するために、ビジネス・サービス・メディアを広げてきました。今、住まいを取り巻く環境は、個人の暮らし方やニーズの多様化にともない、大きく変化をしています。そこで、これまでのマッチング型のサービスの進化に加えて、「未来にある普通のもの」を生み出すイノベーションを起こし続けることこそが、私たちリクルート住まいカンパニーの使命だと捉えています。

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SUUMOスコープ

最新技術を活用することで住まい探しの体験を変えていく

    • 片山雄介
    • ネットビジネス統括本部
    • IT戦略統括部

SUUMOハウスサービス

住まい選びだけでなく暮らし自体を豊かに住まいカンパニーが目指す次のサービスとは

    • 鷹嘴成寿
    • 事業開発室
    • 暮らしEC領域
    • シニアプロジェクトリーダー
    • 塚田拓郎
    • 事業開発室
    • 統括部
    • 楠麻記子
    • 事業開発室
    • 統括部
    • マネジャー

SUUMO注文住宅プランサーチ

リクルートの培ったケイパビリティで住宅業界の慣習を変えていく

    • 尾崎泰三
    • 事業開発室
    • 請負次世代領域
    • シニアプロジェクトリーダー
    • 矢野瑠璃子
    • 事業開発室
    • 統括部

開発プラットフォーム

サービスの創出と成長のために自ら開発環境を進化させ続ける

    • 上野祐介
    • ネットビジネス統括本部 IT戦略統括部

画像解析

住宅分野における画像解析のパイオニアとして突き進む

    • 野村眞平
    • ネットビジネス統括本部 マーケティング部 マネジャー
    • 李石英雪
    • ネットビジネス統括本部 マーケティング部

スマホサイト 磨き込み

これまで培ってきた知見と技術で、スマホサイト日本初を実現

    • 吉松耕太郎
    • ネットビジネス統括本部
    • IT戦略統括部

※所属部署、組織名は2016年4月1日時点のものです。

SUUMOスコープ

最新技術を活用することで住まい探しの体験を変えていく

SUUMOスコープ

最新技術を活用することで
住まい探しの体験を変えていく

SUUMOスコープ 写真1

もしかすると近い将来、家探しは、自宅に居ながらにしてできるようになるかもしれない。SUUMOスコープは、そんな未来を感じさせるサービスだ。VR元年といわれる2016年に先駆け、2015年秋には、Google Cardboardの技術を用いて、新築マンション情報誌「SUUMO新築マンション(首都圏版)」付録の3Dゴーグルとスマートフォンの SUUMOアプリによって、モデルルームを3D映像で再現。まるでその場にいるかのようなVR(バーチャルリアリティ)体験が可能になった。まだ、一般に普及したとは言い難いVR。最新技術をいち早く導入した背景には、リクルート住まいカンパニーだからこそ踏み出せた一歩があった。

SUUMOスコープ 写真2
片山雄介(かたやま・ゆうすけ)写真

片山雄介(かたやま・ゆうすけ)

ネットビジネス統括本部 IT戦略統括部 横断企画・開発グループ 新テクノロジー商品開発チーム リーダー

2013年、エンジニアとして新卒でリクルートに入社。UIデザインやUXデザインといった、ユーザーが使う製品やサービス、システムの使い勝手や使ったときに得られる経験や満足などに基づいた開発を行いつつ、さまざまな新たな技術に取り組んでいる。

日々生まれてくる新しい技術をいち早く活用し、家さがしの「不」を解消したい

SUUMOスコープを実現するために発足した「VRプロジェクト」。担当したのは、新テクノロジー商品開発グループ。リーダーでエンジニアとして関わった片山雄介は、常日頃から「家を検討する過程で発生するカスタマーのフラストレーション」を解消したいと考えていたという。
「特に気になっていたのが、モデルルームや住宅展示場の見学。1カ所見学するのに2~3時間。とにかく時間がかかるんです。そこで目を付けたのがVR。短時間で多くの物件が見られるといったメリットがあります」と語る片山。「もし、VRで見学して興味が湧けば、実際に足を運ぶはず。興味の度合いが高いお客様の訪問は、ディベロッパーなどクライアントにとってもメリットです」と続けた。
利用しているのは、オープンソースの3D-VR技術「Google Cardboard」。重要になるのは、VRの圧倒的な没入感だ。そのため、初代SUUMOスコープではできなかった部屋間の移動を、目線を動かすだけで可能にするなど、常に改良を続けているという。
「使用するカメラも最新型に変更するなど、最新技術をピックアップしながら進めています」

WebGL技術を駆使して実現した「バーチャルリアリティ体験」

SUUMOスコープはGoogle Cardboard をベースとし、要素技術としてはWebGLとthree.jsライブラリを用いている。
物件を撮影し、その画像を球体オブジェクトにマッピング、そのオブジェクトを three.jsで描画している。
追加実装したのは、視点追従のなめらかさの改善と、ユーザーはVR装置で目を覆ってしまうためデバイスが操作しにくいので、数秒間見続けた時に部屋を移動する機能。
「パフォーマンス・チューニングしたプログラミングや、ちょっとしたアニメーションの追加など、エンジニアとしてのこだわりも活かしたものになっているんです。そのためにも、ジャイロセンサーの挙動やデバイスの特性をしっかりと把握して設計しています」

→ 詳細は Tech Blog の記事を参照

技術を超えたUXをデザインする

片山は「ここ数年、リクルートではITへの取り組みが進んできています。リクルートの“とりあえずやってみよう”という社風も良い方に作用している」と感じている。新しい技術を取り入れる気運も高まっているという。
「しかし、それだけではダメ。重要なのは製品やサービスを利用した際の体験であるUX(ユーザーエクスペリエンス)を高めること。技術を使っていかにユーザーにとって役立つモノを創り出すかが大事で、それができれば、技術だけではない、技術を超えた“体験”を提供することができるんです」
今は世の中になかったものを作り出す仕事に満足をしている。月間900万強のユニークユーザーと、1億5000万PVを誇る情報サイトSUUMO(スーモ)と広い流通網をもつ情報誌。その両方をもつリクルートだからできることがある。目標は「住まい探しの体験を変えていくこと」だ。

SUUMOハウスサービス

住まい選びだけでなく暮らし自体を豊かに住まいカンパニーが目指す次のサービスとは

SUUMOハウスサービス

住まい選びだけでなく暮らし自体を豊かに
住まいカンパニーが目指す次のサービスとは

SUUMOハウスサービス 写真1

マンションにしても戸建てにしても、家の購入がゴールではない。そこから新しい生活が始まるという意味では、まさにスタートと言っていいだろう。だからこそ、“家”に関わる事業を行うリクルート住まいカンパニーは、住まいを中心とした暮らしの「不満」「不便」を解決するサービスに力を入れる、それが、「ハウスクリーニング」「家事代行」「家の修理」を手軽に手配できるSUUMOハウスサービスだ。家だけでなく住まいを中心とした暮らしを豊かにするために、新しい取り組みが始まっている。

SUUMOハウスサービス 写真2
鷹嘴成寿(たかのはし・なりとし)写真

鷹嘴成寿(たかのはし・なりとし)

事業開発室 暮らしEC領域 シニアプロジェクトリーダー

2014年、34歳でリクルートに中途入社。現在は暮らしEC領域の全体を見るマネジャーを務める。

クライアントやカスタマーへの価値提供を通じ事業をスケールアップさせる

2013年8月、SUUMOハウスサービスは、「ハウスサービスプロジェクト」としてサービススタートに向けて始動した。β版が公開されたのは翌年7月で、2015年4月には、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県へのサービス提供が本格スタートした。事業開発室 暮らしEC領域 マネジャーとしてサービス全体を統括していた鷹嘴成寿が本プロジェクトのリーダーとして参加したのは、本格スタート後の2016年4月のことだ。
「現在のミッションは、中長期の戦略立案、社内外ステークホルダーとの折衝、並びに個別の優先順位判断。収益やKPI(主要業績評価指標)といった数字にも当然責任を持ちます」と語る鷹嘴。辞令の瞬間を「やり甲斐のある仕事」と振り返る。プロジェクトはまさに電車がゆっくりと加速しているような状態。カンパニーからは事業としてスケールアップできるかが問われており、短期間でその兆しを見出すべく、各種施策を一気呵成に検討・実行するにあたり、プロジェクトのスピードを即座にトップギアに切り替えなければならない最も大変な時期だった。
「そんな環境でも、メンバーから後ろ向きな言葉は出てきません。皆、カスタマーやクライアントへの価値提供を通じ、どう事業をスケールアップさせるかばかり考えているので、一緒に働いていて楽しいですよ」
「共働きが増え、一方で単身世帯の増加も予想されます。家事に時間を割きにくい社会状況となっている今、SUUMOハウスサービスはそれを解決するサービスとなるはず。国においても女性の活躍が推進されていますがそこにも寄与できるでしょう」

個人事業主とのマッチングで、新しいマーケットを創出

では、なぜ今、ハウスサービスは広く普及していないのか。鷹嘴はその理由を2つ挙げた。1つは「価格」、そしてもう1つは「心理的なハードル」だ。
「構造的に価格を下げるポイントは幾つかありますが、その1つは個人事業主の存在。ハウスサービスは大手のイメージが強いかもしれませんが、意外と個人でやられている方が多い。ただ、40~50代が中心で、集客はチラシなどがメイン。ネットでカスタマーが予約するといったEC化率も高くないんです。そこで、マッチングのノウハウがあるリクルートが介在することで、集客を確保し、ネット上で手軽に予約ができるようにする。個人事業主の経営が事業として成立すれば、ハウスサービスに新しいマーケットが創出されるはずです」と鷹嘴は語る。
もう1つの「心理的なハードル」とは、他人を家に上げることへの抵抗だ。しかし、ここにこそ、リクルートが持つ組織的な能力が活かされるという。
「リクルートには、リクルート住まいカンパニーを始め、さまざまな事業でクライアントの信用度を審査してきた実積があります。リクルートのサービスを介して紹介された事業者なら大丈夫といった信頼をカスタマーに与えることができます」

よりカスタマーの暮らしを豊かにできるサービスを提供したい

鷹嘴はコンサルティング会社からの転職組だ。外を知る目からみたリクルート住まいカンパニーを「判断が早く仕事の自由度が高い会社」と評する。毎週、社長が出席する経営会議で事業の起案や議論をすることもしばしば。だからこそ、まだまだカスタマーの暮らしを豊かにできるサービスをたくさん生み出せると考えている。
理想は、誰もが家のことを気軽に第三者にお願いできる世の中になること。ハウスクリーニング、家事代行、修理サービスはもちろんのこと、不用品の回収や在宅介護などにもサービスを拡充していきたい」と語る。
「今は主に住まい選びをお手伝いしているリクルート住まいカンパニーですが、いずれは個人が特定できない範囲で、どんな属性の人がどんな家に住んでいるかのビッグデータを活用することで、よりカスタマーの暮らしを豊かにできるサービスが提供できるはずです」
SUUMOハウスサービスは、住まいだけでなく、その先にある住まうこと、暮らすことを豊かにする第一歩なのである。

塚田拓郎(つかだ・たくろう)写真

塚田拓郎(つかだ・たくろう)

事業開発室統括部プロダクトマネジメント1G

勤怠システム、サプライチェーンマネジメントシステム、中規模SNSの企画開発エンジニアを経て、2015年にリクルート住まいカンパニーに中途入社。入社以来一貫して「SUUMOハウスサービス」の企画開発エンジニアとして、企画、要件検討、設計、実装を担当。

勤怠システム、サプライチェーンマネジメントシステム、中規模SNSの企画開発エンジニアを経て、2015年にリクルート住まいカンパニーに中途入社。入社以来一貫して『SUUMOハウスサービス』の企画開発エンジニアとして、企画、要件検討、設計、実装を担当。

エンジニアが企画に携わることで、効率よくサービスを成長させる

「新規事業にエンジニアとして携わりたい」。そんな思いから新規事業を数多く立ち上げていているリクルート住まいカンパニーに転職しました。
SUUMOハウスサービスでは、開発チームのメンバーの1人としてプロダクトの開発をメインで担当。企画出しから要件定義、実装、リリースまでシステム開発の全フェーズを担っています。
SUUMOハウスサービスのプロジェクトにアサインされた当時は、企画から開発までのスピード感が不足していました。プロダクトを一番理解しているのはエンジニア。そのエンジニアが企画に近い位置に入ることで、効率よくサービスを成長させたいと思っています。
事業開発室はビジネスの仕組みを考える役割がメイン。市場の分析や実証実験、カスタマーヒアリングなどから数多くのビジネスを生み出すメンバーが揃っています。転職前はエンジニアが多い環境で仕事をしていたのですが、今はさまざまな人材と一緒に仕事をすることで、新しい刺激をもらえています。

楠麻記子(くすのき・まきこ)写真

楠麻記子(くすのき・まきこ)

事業開発室統括部 プロダクトマネジメント1G、2G マネジャー

国内大手SIを経て、2007年にリクルートに中途入社。入社後は、開発ディレクターとしてWEBサイト、スマホサイトの立ち上げ、アプリ開発などに携わる。

国内大手SIを経て、2007年にリクルートに中途入社。入社後は、開発ディレクターとしてWEBサイト、スマホサイトの立ち上げ、アプリ開発などに携わる。

「SUUMOハウスサービス」は、自分のような共働き世帯に広く使ってほしい

「多くの人に使ってもらえる価値あるサービスを生み出したかった」。それが、リクルートに転職した理由です。多くの新規事業を生み出している企業で、一緒に働く人も優秀で自分が成長できそうなのが決め手でした。
SUUMOハウスサービスにアサインされたのは、産休明けの2014年4月。7月の立ち上げに向けて、開発リーダーを任されました。立ち上げ後は別の業務に従事。しかし、SUUMOハウスサービスが伸び悩んでいた時期に、「自分のような共働き世帯に広く使ってほしいので、もっと盛り上げていきたい」と強く思い、プロダクトの方向性を決める「プロダクトオーナー」に立候補。兼務で携わることになりました。
現在は、サービスの戦略・スケジュール作成、メンバーマネジメント、UI・UX提案、企画提案、開発運用改善提案など、サービス改善につながるものは何でもやっています。とはいえ、一人でやれることは限られています。私も含めて、メンバーが目標を意識して自走できるように、分かりやすい目標・方針を提示し、チームのベクトルを一致させることにも留意しながら仕事を進めています。

SUUMO注文住宅プランサーチ

リクルートの培ったケイパビリティで住宅業界の慣習を変えていく

SUUMO注文住宅プランサーチ

リクルートの培ったケイパビリティで
住宅業界の慣習を変えていく

SUUMO注文住宅プランサーチ 写真1

8%。これは、注文住宅を検討したカスタマーのうち、実際に建築まで至った割合である。間取りや仕様が確定している分譲一戸建てやマンションに比べると、注文住宅は間取りや設備の自由度が高い。しかし、いざ検討をしてみると、建築の知識のないカスタマーにとってはハードルが高い検討要素が多い。住宅展示場などでの建築会社選びからスタートし、その後商談が進むまで「いくらでどんな家」を建てられるのかが不明であることも珍しくないのだ。予算に応じて様々なプラン、会社を検討していく中、検討期間が長期化することも多く、精神的にも疲弊。結果的に理想を実現できる建築会社に出会えないまま、多くのカスタマーが注文住宅建築を諦めるというわけだ。そんな「不便」を解消しようと生まれたサービスが、希望条件によって価格付きのプランを検索・比較できるSUUMO注文住宅プランサーチだ。

SUUMO注文住宅プランサーチ 写真2
尾崎泰三(おざき・たいぞう)写真

尾崎泰三(おざき・たいぞう)

事業開発室 請負次世代領域 シニアプロジェクトリーダー

2005年、リクルートに中途入社。戸建領域で7年、注文住宅領域で3年のソリューション営業を経て、2015年から事業開発室に配属、マネジャーを務める。

「費用が分かりづらい」、そんなカスタマーの「不」を解消する

「SUUMO注文住宅プランサーチでは、建築会社が提供するプランから、希望の広さや間取り、価格、テイストなどでプランを絞り込むことができます。プランごとに内外観・間取り図などの画像や工事ごとの詳細な見積もり表、建築仕様などの情報が確認でき、比較検討もしやすくなりました」と教えてくれたのは、事業開発室 請負次世代領域 マネジャー 尾崎泰三だ。
ここだけ聞くと、なぜこれまでそんな当たり前のことがなされていなかったのかという疑問が湧いてくる。尾崎は言葉を選びながら説明してくれた。
「建築会社は、できるだけお客様に満足していただける注文住宅を建てたい。そのためには、要望を聞きながら最適なプランや設備をご提案することになります。もし最初に金額やプラン内容で縛ってしまったら、それが制約になってしまい、時としてはお客様の不利益にもなります」
そういった業界の慣習もあったが、カスタマーからは、「費用・相場が分からない」という声が多いことも事実だった。そこで、「『不満』や『不便』といったカスタマーの『不』を解消するのが私たちの役割。だったら、業界の慣習に立ち向かってみようと思いました」と尾崎は語る。

サービスの根本にあるのは建築会社と営業の信頼関係

尾崎は「この仕組みはリクルートにしかできない」と考えていた。
「もし、SUUMO注文住宅プランサーチで目安にした相場と実際に見積もりを取った金額が大きく離れていたら、一気に信用をなくしてしまいます。そうならないために、登録されたプランは、参画した建築会社が実際に手がけた過去の実例や、実際にお客様に出せるレベルで一邸一邸プランを起こし見積りを作成したものを元にしています」
こだわったからこそ、プラン集めは容易でなかった。そもそも、単純にプランを掲載するだけではなく、SUUMO注文住宅プランサーチ用にカスタマイズして、システムに入稿する必要もある。クライアントである建築会社にとっては手間が発生する作業だ。
「それでも、サービス対象エリアの埼玉県で、参画企業数は21社、登録プラン数は約200件からスタートすることができました。スタート時から多くのプランが掲載できたのは、リクルートならではの建築会社と営業担当者の強い信頼関係があってこそでした」
メリットがあるのはカスタマーだけではない。もちろん、クライアントのメリットも考えられているという。
「建築会社ごとに、どういったプラン、価格帯が検索されているかのデータが蓄積され始めました。そこには、建築会社が得意分野だと思い、広告に力を入れていたポイントとの乖離もありました。内容を細かく分析することで、効率的な集客をするにはどうすればいいか、コンサル的なアドバイスもできます。ここは、まさにリクルートの得意分野です」

多くの人がイメージするマッチングビジネスの会社とは違う顔に

無事、SUUMO注文住宅プランサーチのサイトをオープンさせた尾崎は、家業であった会社を退職してリクルートに入社した中途採用組だ。「リクルートは、個別の事業では競合がいても、グループ企業としてみたときに同じビジネスモデルで戦う競合がいない。その理由を知りたかった」と転職の理由を語る。
転職から11年。今はその理由のひとつに「自ら進んで変化することを賞賛する社風」があると考えている。
「正直、広告ビジネスは、クライアントに受け入れられないことはやりにくい部分があります。しかし、業界を良くするためであればあえてそこに踏み込むのが今のリクルート住まいカンパニー。多くの人がイメージするマッチングビジネスの会社とは、違う顔になりつつあると思っています」
「『SUUMO注文住宅プランサーチ』で業界の慣習に風穴を開ける」と言えば、やや煽りすぎかもしれない。しかし、家づくりにおいてカスタマーの「不」がひとつ解消される取り組みであることは間違いない。

矢野瑠璃子(やの・るりこ)写真

矢野瑠璃子(やの・るりこ)

事業開発室統括部 プロダクトマネジメント2G プロダクトオーナー

外資系大手SIのシステムエンジニアから、2013年にリクルートへ転職。スーモカウンター領域のシステム中長期検討や組織体制・役割整理を経て現職。

外資系大手SIのシステムエンジニアから、2013年にリクルートへ転職。スーモカウンター領域のシステム中長期検討や組織体制・役割整理を経て現職。

プロダクトオーナーとして開発の立場から事業の意思決定に関与

前職はシステムインテグレータでしたが、いずれは自分自身が事業の意思決定に関与していきたいと感じ、事業会社であるリクルート住まいカンパニーへの転職を決意しました。
SUUMO注文住宅プランサーチでは、プロダクトオーナーとして開発ディレクションの立場にあります。企画段階ではプロジェクトメンバー全員で議論をしながら実装に落とし込んでいくので、サービス開発の旗振り役のようなイメージでしょうか。SUUMO注文住宅プランサーチは、営業や編集など様々なバックグラウンドを持つ人の混成チーム。ネットや開発に関しては自身の知見を活かして提案・推進しますが、日々勉強させてもらうこともたくさんあります。
現在は、事業化検討中の3サービスに取り組んでいますが、どのサービスもカスタマーの「不」を解消するため、既存業界の壁に挑んでいくようなチャレンジングな案件。開発メンバーのプロジェクトに対する納得感や、企画と開発サイドの協働には常に気を配ることも忘れていません。
事業化への難易度の高さも日々感じていますが、実現したときの未来を想像してぜひ事業化させたいという想いで取り組んでいます。

開発プラットフォーム

サービスの創出と成長のために自ら開発環境を進化させ続ける

開発プラットフォーム

サービスの創出と成長のために
自ら開発環境を進化させ続ける

開発プラットフォーム 写真1

エンジニアがスピーディーにサービスを生み出すためには、開発基盤の最適化が重要だ。そして、使いやすい開発基盤を構築するには、常に最先端の技術をキャッチアップして、より使いやすいツールを導入する必要がある。
しかし、上野に入社当時のリクルート住まいカンパニーの開発基盤の印象を尋ねると「イケてない、そんな感じでした」。企業の規模が大きくなれば、新しい技術をスピーディーに導入するのは難しくなる。しかしリクルート住まいカンパニーでは、エンジニア自らが環境ををつくる文化、風土が生まれつつある。

開発プラットフォーム 写真2
上野祐介(うえの・ゆうすけ)写真

上野祐介(うえの・ゆうすけ)

ネットビジネス統括本部 IT戦略統括部

2015年、リクルートホールディングス入社。スマートフォンサイトの基盤整備やログ解析に携わったあと、スクラムマスターに就任。現在はプロジェクトマネジメント業務に携わり、チームをまとめる。

最先端の開発を担っていた人材が集まることで早まる進化

リクルート住まいカンパニーのミッションは「住まいを中心とした暮らしの進化を追求し、幸せな個人や家族をもっと増やす」。従来の「借りる」「買う」といった家選びに関わるサービスだけでなく、ハウスサービスや介護など暮らし領域へと事業が広がっている。上野はそれら多くのサービスに共通する開発基盤の企画・設計に携わっている。
「具体的には、使用するツールの選定や導入を担当しています」と語る上野。「ただ、入社当時に使用していたツールはイケてなかった」と、あえて強い表現で話を続けた。
「不動産に関する仕事は泥臭い印象があるかもしれませんが、一方で情報産業という側面もあるので、ITにより進化させられる幅が広いんです。カスタマーにより使いやすいサービスを提供するために、リクルート住まいカンパニーでも多くのエンジニアを採用して開発を進めています」
IT業界で最先端の開発を担っていた人材が集まるにつれ、リクルート住まいカンパニーの開発基盤をもっと良くしていこうという意見が飛び交うようになった。
「当時の開発基盤の状態を一言で表すと“まだまだイケてない”外から見てうらやましいと思ってもらえる環境じゃなかった。今は、あのツールを使っているんだ、とうらやましがられるような環境になりつつあります」

「Slack」、「GitHub」、「Mackerel」を導入して、業務効率を改善

現在、上野が導入を進めているものは3つある。「Slack」、「GitHub」、「Mackerel」だ。
「現在もチャットアプリを使って情報共有はしているのですが、ちょっとバグが多い。それに、そのチャットアプリは古くカッコ悪いんですよね(笑)。その点、SlackはITスタートアップではほぼ必須のチャットアプリ。プラットフォームフリーで多様性を許容する懐の深いツールで、GitHubと連携することもできます」と上野。
そのGitHubも先進的なIT企業では当たり前のように使われているお馴染みのツールだ。ソースコードを管理するが、上野曰く「これもSlack同様、外部連携が優れているのが特徴」だという。
そして、サーバ管理・監視ツールの「Mackerel」だ。現在は、上野が開発した、Fluentd + Kinesis + Elasticsearch + Kibana / Grafanaでのリアルタイムログ解析基盤を使用している。
「ログとして吐き出されるエラーを全部ブラウザ上で見えるようにしました。例えば、エラーが10件起こったとか、どんな内容が起こったなどが、サーバの中に入らなくても、ブラウザでアクセスするだけで見られる」
以前は、アクセス数の増加に伴いサーバ台数が増え、csshX地獄に陥っていたが、このリアルタイムログ解析基盤によって、労力は半分以上低下したという。
「ないものは自分たちで作ってしまおうという文化があるんですね。Mackerelを導入しても、きっと使いやすいようにカスタムして、さらに業務を効率化させています。」

効率化の文化の浸透を図り、世界に誇れる開発チームを目指す

上野は「「Slack」、「GitHub」、「Mackerel」も、スタートアップのIT企業では当たり前に導入されているツールでしょう。しかし、すでにツールが導入されている大企業で変更するのは簡単なことではありません」と語る。
「なにしろ、数多くのプロジェクトを抱えて、大人数の人間に影響しますからね。そんななかでも、リクルート住まいカンパニーでは、比較的スピーディー。
みんなで調査してアイディアをだしあう環境ができてきているので、最近では、導入しているツール群のリプレイスがスムーズにできています」
「保守・運用で工数を割いていたらもったいないので、アウトソースできる所は、全部アウトソースしたいですね。今使っているJIRAやConfluenceもクラウド版に切り替える予定です。それで業務が効率化されれば、そのぶんコードを書くことに時間を費やすことができる。より美しいコードを追求することこそ、エンジニア本来の仕事ですから」
エンジニアが自ら必要な情報を整理し、開発環境が全体最適に導かれるような、形式知、情報共有のシステムづくりを進めている。リクルート住まいカンパニーのミッションである「住まいを中心とした暮らしの進化」には、ITの活用は欠かせない。
「よりよい開発基盤はよりよいサービスを生み出し、最終的にはカスタマーの利益になるはず」。上野たちの取り組みには、そんな想いがあるのだ。
「壮大ですが、世界に誇れる開発チームを作りたい」と語る上野。「今世界では、開発と運用を効率化していこうというDevOpsの動きが活発で、そのなかで自分はどういうメンバー構成なら開発を効率的に行えるかといった体制面をやっていきたいと思っています」それには文化の浸透が不可欠だという。面倒くさいことは極力やりたくないから業務を効率化しようとする欧米のエンジニアのような合理的な考えが浸透して、それを実践していくチームを作ってゆく、ということだ。「技術は日々進化しているので、自分が主体性を持ち、そうした最新の技術を積極的に活用していきたい」と、楽しそうに語っていた。

画像解析

住宅分野における画像解析のパイオニアとして突き進む

画像解析

住宅分野における
画像解析のパイオニアとして突き進む

画像解析 写真1

AI(artificial intelligence)。人工知能と訳されるこの技術は、すでに50年前には研究が始まっていた。過去に2回のブームがあり、現在は第三次AIブームと言われている。今回のブームのきっかけとなったのが「ディープラーニング(深層学習)」と呼ばれる最先端技術。脳の神経細胞ネットワークが画像を認識したり、音声を理解したりするのを模して、深い構造の人工ニューラルネットワークが膨大なデータから学習を重ねて複雑なタスクをこなす機械学習のアルゴリズムだ。 今、リクルート住まいカンパニーでも、住宅分野におけるビジネスの課題を新しい技術で解決するために、この最先端技術を「画像解析」に活用する研究を進めている。その取り組みに挑戦しているのが、野村眞平と李石映雪だ。

画像解析 写真2
野村 眞平(のむら・しんぺい)写真

野村 眞平(のむら・しんぺい)

ネットビジネス統括本部 マーケティング部 マネジャー

4年前にコンサルティング会社から転職。グループマネジャーとして、メンバーのマネジメントを行いつつ、集客予算の最適化や対話型システムの構築、査定や店舗出店分析などSUUMOのデータ活用の実装や方針作成に携わっている

Googleによる最新のフレームワークを使い、精度の高い画像認識を実現

現在、李が取り組んでいる業務は、画像解析による写真の自動タグ付けだ。キッチンやリビング、浴室などの写真をフォルダに放り込めば、自動的に分類して表示される。
「この技術を使えば、クライアントがアップした画像に手動でタグをつける 手間が省けます。アップが簡単になれば、より多くの情報をアップできサイト内データの質も向上するので、カスタマーにとってもメリットになる」と李は語る。すでに、実装の目処は立っているという。
「リクルート住まいカンパニーは、膨大な住宅画像を所有しています。この画像を利用したディープラーニングによって、精度の高い画像解析が可能になりました」
では、具体的にはどのような手法が取られているのだろうか。
「一般的な話になりますが、画像を分類したりしたい場合、SIFTやHOGなどの特徴量に変換して、実数ベクトルのインプットとしてSVMやほかの学習器に入れることが多いですね。ディープラーニングの場合、この特徴抽出と呼ばれるプロセスまで自動的に行われ、そこから画像とカテゴリタグの関係性を学習できます」
多くの場合、これらのディープラーニングを実装する場合、「Caffe」と呼ばれるツールキットが使われる。しかし、李曰く「Deep Learningのライブラリは日進月歩であり、最先端の研究成果を取り込んでいかなければならない」そこで採用したのが、Googleによる最新のフレームワーク「TensorFlow」だ。多次元データ構造を処理し、ディープラーニングを行う。
「Googleはディープラーニングの最先端企業の一つ。TensorFlow高いポテンシャルを持っていて様々な研究事例も発表されているので、挑戦してみました」と李。
挑戦という言葉を使うのは、「Caffe」に比べると実装例が少なく、ドキュメンテーションも相対的に進んでいない。当然、実装も簡単ではない。しかし、敢えてそこに挑戦するところが、今の住まいカンパニーの社風なのだろう。

住宅分野における画像解析への挑戦

実は、住宅分野で画像解析を取り入れること自体、ひとつの大きな挑戦だという。
現在、自動タグ付けと平行して実用化に向けて進めている技術がある。それは、画像をクラスタリングすることで、「落ち着きのある部屋」「日光の明るい部屋」「ぬくもりのある木」などいくつかの軸で画像を分類し、カスタマーが質問に答えたり、好きなテイストの画像を選んだりするだけで、好みのテイストをレコメンドすることができるようになる仕組みだ。
これらの取り組みは、美容分野などではすでに実用化している。例えばネイルアート。野村は、「ネイルアートは住宅に比べて対象が限定的です。爪の色やデザインで判断できるので、レコメンドもしやすい」と教えてくれた。
しかし、部屋となると情報量は桁違いだ。それが、住宅分野でなかなか画像解析が浸透しない理由のひとつ。まさに、リクルート住まいカンパニーは、前例がないなか、パイオニアとして、日々研究に勤しんでいる。
「パイオニアと言えば聞こえが良いけれど、参考にする論文などが少ないので困っています」と李は笑う。そもそも、住宅関連を対象にした画像分析の資料がない。だからこそ、自ら様々な分野の最新技術にアクセスし、貪欲に知識を吸収する必要がある。極端な話、それが仕事なのだ。
李は今年、ニューヨークで開催された機械学習の国際会議「ICML」で発表された、DeepMind(イ・セドル棋士を破った囲碁AIソフトウェア「AlphaGo」を開発したAIカンパニー。Googleが買収)の論文に注目しているという。
「画像のピクセルを分析することで次のピクセルを予測する技術です。理論上 、画像を自動的に生成することもできる。これをどう住宅分野に応用できるか考えています。面白かったら実装したいのですが、最新の論文なので、ソースコードも入手できない状態で大変なんですよ」と李。
大変と話すわりには、ワクワクした表情で、「でも、もっと新しい物を作れる、今までできなかったことができる、これって、単純に楽しい」と付け加えた。
野村は、「どういった技術に注力するのかは、様々なカンファレンスや学会に出席したり、外部の人間と話をしたりすることが大事な情報になります」と語る。李は、まさにその言葉を地で行く働き方を実践していた。

個人のミッションにR&Dがあることで、自由な研究や開発ができる

野村は、リクルート住まいカンパニーの技術職は「職人気質を持っている」と感じている。「最新技術を使ってみたい」といった話が気軽にできて、それに対するレスポンスも「それじゃ、サイトで試してみよう」と速く、実装へとつながりやすい。件の画像解析も、こういったやり取りから研究が進んだという。
「例えば、自分だけにしかない特技を持っているけど、今までビジネスで活用する機会に恵まれなかった人。リクルート住まいカンパニーは、そういう人に向いている。実装する環境は準備できますからね」と野村。
「入社したら、リクルート住まいカンパニーが持つビッグデータを使って研究論文を書いてもらっても良いし、国内外のカンファレンスに参加して、どんどん新しい知識を吸収してほしい。その分野のスペシャリストになりたいっていう気持ちが重要です」と続けた。
実は、野村がマネジャーを務めるデータソリューショングループには、スペシャリストになってもらうためのある制度がある。それが、R&D枠だ。
「個人にR&Dを課しており、それはミッションの10%を占めています。R&Dはプラス評価。論文を読んで、試して見て、もしそれが事業としてモノにならなくてもOK。むしろ、頑張る姿勢が重要で、自由に研究や開発ができる環境を作っています」
そんな環境のなか、李は、さらに未来の技術を見据える。
「例えば、部屋のコーディネート画像を集めて分析することにより、住みたい部屋の画像を登録すると、その部屋にあった家具をレコメンドできるかもしれない。例えばeBayでは、ストリートファッションのデータを学習して、洋服のコーディネートをリコメンドする実験を行っています。これを住宅分野に応用すれば、面白いことができそうですよね」
住宅分野では画像解析やAIの活用が、まだまだ未熟である。しかし李は「だからこそ、できることがいっぱいある」と語る。「私のような若手でも、こういう仕事はまだやっちゃダメ、みたいなことはない。色々なことに挑戦したいです」
リクルート住まいカンパニーは「未来にある普通のものを生みだそう」としている。そのために、野村や李の挑戦は続く。

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李石映雪

ネットビジネス統括本部 マーケティング部

2013年新卒入社。中国の北京大学で情報工学を専攻。「SUUMO」Webサイトのレコメンドシステムやサイトモニタリングの設計や開発を担当。現在は新しい技術として画像分析の実装を進めている

スマホサイト 磨き込み

カスタマー・クライアントの利便性を追求

スマホサイト 磨き込み

これまで培ってきた知見と技術で、スマホサイト日本初を実現

スマホサイト 磨き込み 写真1

「大規模開発で自分がキャッチアップした技術を使ってみたい。そういった意味では、知的好奇心を満たしたかった」。吉松耕太郎はリクルート住まいカンパニーに転職した理由をそう振り返る。現在担当するのは、SUUMOスマホサイトのブラッシュアップと開発基盤の整備。希望通り、巨大サイトを裏で支えている。自ら培ったスキルで、誰もが使いやすいサイトに進化させ、安定した環境を構築する。その挑戦に迫った。

スマホサイト 磨き込み 写真2
吉松 耕太郎(よしまつ・こうたろう)写真

吉松 耕太郎(よしまつ・こうたろう)

ネットビジネス統括本部 IT戦略統括部

2015年秋にリクルート住まいカンパニー入社。前職はITベンチャー企業でweb系、業務システム系の受託開発を手掛ける。現在は、SUUMOスマホサイトの開発リーダーと開発基盤の整備を担当

大規模な開発で自分の実力を試してみたかった

Webサービスの進化が著しい住宅、不動産の分野。リクルート住まいカンパニーでも、よりカスタマーが使いやすいサービスの開発を進めるために、数多くの優秀なエンジニアを採用している。吉松も、そんななかの一人だ。
「以前はITベンチャーで受託開発をしていました」と語る吉松。Web系を基本に、業務システムなどBtoCのサービスにも携わったという。
「多岐に渡る業種のお客様とお付き合いをするなかで、実力が付いていきました。しかし、大きな会社ではなかったので、受注規模は小さい。システムが、良くも悪くもシンプルなアーキテクチャに収まってしまうんです」
正直、最先端の技術を追いかけ、学んでいた吉松にとっては、物足りない環境。「もっと大きなサービスやトラフィックだと、どういったことが発生するのか、それを知りたいという知的好奇心が抑えられなかった。きっと、大きい規模の仕事でしか得られない知見があるはず」と転職を決意した。
「ただ、どうしてもリクルートで働きたいわけではなかった」という。数多くの業務システムを手掛け、様々なソフトウェアを使いこなし、色々な技術要件に対応してきた吉松は、開発の上から下まで理解がしている。どの会社でも自分の知見が役立つはずといった自信があった。
「だからこそ、自分がその会社から何を得られるのかを大事に会社を選びました。リクルートなら、大規模な開発に携わりつつ、自分が勉強してきた、まだ使ったことがない技術を試すことができるはず。自分がどこまでできるかを試す場としては、ピッタリだと感じたんです」
リクルート住まいカンパニーでは、スマホサイトの開発リーダーを務める。これまで使ったことがない、新しい技術にも挑戦した。
「新しく技術が生まれるには、従来システムの使いづらさの改善や新しいコンセプトの採用など、それなりの理由あります。だからこそ、新しい技術が流行るのは必然のことです」
その考えから、転職後すぐ、SUUMOのスマホサイトに、新しい技術を取り入れるプロジェクトを担当することになった。

実装した技術がGoogle I/O 2016で事例として紹介される

吉松がSUUMOのスマホサイトを進化させるために導入した新技術が、「Service Worker」だ。
「Service Worker」は、Webブラウザが通常のWeb ページとは別にバックグラウンドで実行するスクリプト。オフラインブラウザのリッチ体験、バックグラウンドの同期、プッシュ通知等を可能にする、 Webブラウザの最新技術である。
「今回は、“Add to Homescreen”と “Offline Cache”の2機能を実装しました。オフラインキャッシュや、プッシュ通知、バックグラウンド同期、ホームスクリーンへの追加などの機能を追加実装できるようになります」と吉松。実は、スマートフォン向けのサイトでは、日本初導入だったという。
「Service Workerの実装自体は、私が入社する以前から計画があったようです。しかし、尖った技術なので、覚えることも多い。その部分で、滞っていたのかもしれません」
様々な新技術に触れてきた吉松。当然、Service Workerのことも知っていたし、自ら学んでいた技術でもあった。
「SUUMOスマホサイトでのService Worker実装は、サンフランシスコのモスコーニ・センターで開催されたGoogleの開発者向けイベント、でも事例として紹介されました」と吉松。これは、住宅や不動産分野でのITの活用例として、SUUMOが注目されている証でもある。
「僕が担当している領域ではありませんが、VRを利用してマンションの内覧ができるSUUMOスコープやGoogleの新しいUIフレームワークであるPolymerを利用したローンシミュレータなども新しい技術。リクルート住まいカンパニーのなかに、新技術を積極的に取り入れて、好き勝手にやるという雰囲気が少なからずあるんですよね(笑)。」
そして今、吉松が挑戦していることが、「Infrastructure as Code」の浸透だ。しかしこれは、厳密には新技術ではないという。

SUUMOの信頼度に応え、使いやすさを向上させるため、常に新技術にチャレンジ

「Infrastructure as Code」とは、手順書を元に手動で行ってきたインフラストラクチャーの構成管理を、スクリプトや外部ファイルに記述し自動的に行う仕組みのこと。吉松は「ある意味、スローガンやポリシーのようなもの」と喩えた。
「Infrastructure as Codeを実現するために、Chefやテラフォーム、Con coursaeなどを実装しようとしている最中です。インフラのアーキテクチャをソースコードにすることで、自動化の推進を考えています」
吉松は、「この仕組みが成立すると長老がいらなくなり、エンジニアが働きやすい環境が実現する」という。「長老」とは彼ならではのキャッチーな表現で、属人性を意味する。しかし、言い方を変えれば、属人性が必要ない仕事とは誰でもできる仕事ということでもある。スタートアップなどは、属人性が高いことで局所的には高いパフォーマンスを発揮するという側面もある。吉松も「属人性を全て廃止したい」と思っているわけではないという。
「問題は、わざわざ人間がやらなくてもいい、無駄な属人性です。エンジニアの仕事は複雑度、難易度が高い。ちょっとしたケアレスミスでも、サービスに大きな影響がでることもある。だから、ルーチン作業でもダブルチェックなどを行い、細心の注意を払いながら業務に当たらなくてはいけません。しかし、Infrastructure as Codeを導入して自動化ができれば、そういった属人性は排除できるので、ヒューマンエラーも少なくなる」
これは、単純にエンジニアの負荷を軽減するだけの話ではない。
「最終的には、属人性による不確実性を減らすことで、システムを安定させて、カスタマーに有益なサービスを届けることができる」と吉松は語る。「Infrastructure as Code」は、社員数が少ないスタートアップなどでは、当たり前の理念として存在する。しかし、社員数やサービス数が多いリクルート住まいカンパニーでもやる意義があるはずと考えている。
一見、住まいとIT(Information Technology)は、縁遠いように感じるかもしれない。しかし、最近、話題に上がっている、金融(Finance)とITの融合を意味する「フィンテック」に続くと言われているのが、不動産(Real Estate / Property)とITが融合した「不動産テック(Re-Tech / Prop-Tech)」だ。吉松も、この分野に「熱さ」を感じる。大企業でありながら、スタートアップに劣らないスピード感の開発を進めたい。そのために吉松は、日々、新しい技術に挑戦し続ける。

※所属部署、組織名は2016年4月1日時点のものです。

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RECRUIT VENTURES

New RING ‐ Recruit Ventures ‐

New RING ‐Recruit Ventures‐はリクルートグループが共通して取り組む新規事業制度です。ITを前提とした新ビジネスモデル開発を目的とし、毎月開催しています。1次審査通過後は実際にプロダクト開発を行い、最終審査で案件が採択された場合、応募者はリクルートテクノロジー インスティテュート(※)へ異動・出向となり、提案プロダクトの事業化に取り組みます。
(※)リクルート テクノロジー インスティテュート:新規技術の研究、開発、投資機能の強化を目的として2014年4月1日に新設された組織

New RINGの歴史 ~リクルートの新規事業提案制度 New RING とは1981年、リクルート従業員が小集団で活動し、新規事業を創造するシステムとして、RING(Recruit innovation Group)が創設されました。新規事業の創造だけでなく、「社員皆経営者主義」の風土を全社的に浸透させることも目的におかれていました。1990年にはイノベーション(新規事業)案件に特化し「New RING」としてリニューアル。現在に至るまで毎年開催され、この取り組みから「ゼクシィ」「ホットペッパー」「R25」「受験サプリ」など、さまざまな新規事業が生まれるとともに、リクルートの新規事業創造や事業変革への前向きな社内風土が培われてきました。

JUMP 1 AWARD

Jump 1 Award

Jump 1 Awardは、New RING の一環として住まいカンパニーの経営ボードに対して「新規事業部門(住まい・暮らし領域における新しいビジネスのアイデア)」と「『経営への提言』部門(住まいカンパニーの経営(戦略・マネジメント)に対する提言)」の提案を行う制度です。カスタマー接点・クライアント接点の現場で見つけた、世の中が抱える課題や変化の兆しを事業プランとして、経営ボードに投げかけます。コンテストの結果、金賞を受賞した案件には賞金50万円が贈られ、事業化に向けた検討が始まります。

面談の機会を通じた成長支援・キャリア形成支援

WILL-CAN-MUST

住まいカンパニーでは、人材マネジメントポリシーで掲げている通り、「誠実さ」をベースに、「実力アップすること」に対して、「情熱をもって」チャレンジする人の成長を全力で支援しています。そのため、半期ごとに新たなミッションの設定を行い、半期に3回(期初・折り返し地点・期末)の上司との面談を通じて成長支援と、キャリア形成支援を行っています。 具体的にはWill Can Mustシートというツールを用いて、個人のWill(実現したいこと)・Can(強みと課題)・Must(ミッション)とが一気通貫してつながるようにすり合わせを実施。ミッションを通じて、どのように自分の強みを伸ばし弱みの克服ができるか、その結果としてどういうキャリアを形成していくかを上司と話し合う場を半期に3回設定し、個人が最大限成長し、描くキャリアを形成していくことを全力で支援しています。

3年以上勤務すると、給与を受け取りながら長期休暇を取得することが可能

最大連続28日間、勤続3年以上の社員が取得できる長期休暇制度です。仕事を離れ、新たな成長の機会として休暇を有効利用してもらうため、一律30万円を支給。1度取得したあとも3年毎に1回権利が発生し、自己を見つめ、今後のキャリアを考えるきっかけを提供しています。

自ら手を挙げて、社内募集されている部署へ異動できるシステム

個人が自身のキャリアを能動的に形成するため、社内で募集される部署・職種・ポジションに対し、自ら手を挙げて応募し、希望部署との面談を経て異動できる仕組みです。

また、リクルートグループ全体でのキャリアウェブ制度を利用することも可能です。面談合格後の異動は転籍(リクルートホールディングスへの異動は出向)となります。

※面談の結果次第で、必ずしも異動が実現するとは限りません。

自ら成長を求める人に、社内独自のさまざまなプログラムを用意

RBC(リクルートビジネスカレッジ)では、リクルートの従業員一人ひとりが「自分自身の力で成長を実現していくこと」の支援を目的とし、ロジカルシンキング・マーケティング・アカウンティング・リーダーシップなど、個人が任意で申し込むことができるプログラムを多数取り揃えています。

退職後、さらなる成長を応援する支援金制度

住まいカンパニーを卒業していく社員に対する支援金制度。住まいカンパニーで大きく成長した自分を更に高める場として社外に出ることを決めた個人が、卒業後も更に自分を磨き続け、自らの能力開発を支援します。

対象者  中途入社勤続5年以上の社員(新卒入社は勤続6年半以上)
支給金額 年収約1年分

「産前産後休暇」「育児休暇」「時短勤務」制度を整備

産休・育休制度

仕事と育児を両方充実させたいと考える社員が安心して出産・育児ができるよう、休暇・休職制度を整えています。産前6週間・産後8週間の「産前産後休暇」はもちろん、子どもが1歳になる月の月末まで「育児休職」を取得することができます。復帰後のスムーズな両立支援の形として「時短勤務制度」も用意。仕事も家庭も頑張りたい社員を応援しています。

百人百色の、多様な働き方を

仕事と育児・介護等を両立したいと考える社員を応援するため、ダイバーシティ推進施策の一環として働く場所を問わないリモートワーク制度を用意しています。創造的かつ効率的に仕事を行い、より高くパフォーマンスを上げてもらうための制度です。多くの方が柔軟に、自由に働き方を選択できる環境作りを行っています。

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